鹿児島県湧水町の鹿児島県霧島アートの森では、特別企画展「ヨシロットン展　FUTURE NATURE Ⅱ in Kagoshima」が2024年12月8日（日）まで開催中。

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR

鹿児島県鹿屋市出身のYOSHIROTTENは、ファインアートと商業美術、デジタルと身体性、都市のユースカルチャーと自然世界など、複数の領域を往来するアーティスト。旺盛な想像力とSF的な美学により、異なる事象が同居した世界観を構築するのが持ち味だ。

2018年に東京で開催された個展では、自然とデジタル、宇宙、光への関心をコンセプトにしたシリーズ「FUTURE NATURE」を発表。可視領域外の世界に思いを馳せながら、それらを光景として記録し出力するため、山や河川などの有機的な造形物を、光を視覚化する滑らかな金属的質感によって表現した。

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR

今回の展覧会では、故郷・鹿児島の雄大な自然をモチーフに、ここでしか見ることのできない新たな風景として、展示空間全体を用いた巨大なインスタレーション作品を披露している。

時間帯によって表情を変える空間と、映像やプリント、アルミニウム、モニター、岩石、屋久杉など、さまざまなメディウムによって表現された作品は、鑑賞者に新たな視座や、作品に通底する「もしも」という眼差しをもつきっかけを与える。

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR

〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉 展示風景
Photo by Kazuki Miyamae ©︎YAR