パルコは、アート＆カルチャーイベント「P.O.N.D.」を2024年10月4日（金）から10月14日（月・祝）まで開催。5回目となる今年も、東京・渋谷PARCOを拠点に、アート、音楽、ファッションなどの多様なアーティストたちが集結する。

「P.O.N.D.（PARCO Opens New Dimension）」は、エキシビションやパフォーマンスなどを通じて、アーティストと鑑賞者のあいだに新たな視点とインスピレーションを生みだすためのイベント。

グラフィックデザイナーの加瀬 透をアートディレクターに迎えた2024年のコンセプトは、「SIDE BY SIDE／となり合う、広がる」。多くの情報があふれ、多様な価値観が認められる現代において、自分とは異なる考え方をもつ隣り合う人と肩を並べ、同じ視線に立ってみることで、他者との内なるコミュニケーションを深めることを目指している。

会場となるPARCO MUSEUM TOKYO（渋谷PARCO 4F）では、さまざまなバックグラウンドをもつ12名のアーティストたちによる展示を実施。絵画、映像、写真、インスタレーションなど、ジャンルを超えた作品が集まることで、見る者の感性を揺さぶる。

Camelostrich（右）、Dawoon JUNG（中央）、Kou Nishikawa（左）

LOVEDAVID（左）、Nils Junji Eström（中央）、yoh murata（右）

王 之玉（左）、奥村美海（中央）、黒瀧藍玖（右）

黒田 零（左）、ケビン・リー（中央）、佐野虎太郎（右）

さらに、今年は6名のコントリビューターを迎え、それぞれがもつ独自の文脈から1名の作家を推薦。建築コレクティブ・GROUPがつくり上げた、渋谷PARCOの歩みとアーカイブの断片が漂う空間構成も合わせて楽しめる。

Jeeyoung Lee（左）、Jun Inagawa（中央）、KOM_I（右）

Lisa Tanimura（左）、髙橋義明（中央）、原 ちけい（右）

また、公園通りに面する渋谷PARCO 1F正面エントランスでは、気鋭の作家 スクリプカリウ落合安奈の作品「This Side of The Other Side」を展示。2015年からさまざまな場所で参加型プロジェクトとして展開してきた作品であり、鑑賞者が写真を撮ることで、空間的・時間的な差異を超えてイメージ上でつながっていくような感覚を体感できる。

作品イメージ　©︎Ana Scripcariu-Ochiai

スクリプカリウ落合安奈 ©︎Kotetsu Nakazato