CONNECT ♯006「わからない世界で発生するデザイン」吉泉 聡×國分功一郎

主催イベント

CONNECT ♯006「わからない世界で発生するデザイン」吉泉 聡×國分功一郎

開催期間2024年09月19日(木)〜2024年09月19日(木)
時間19:00(18:30受付開始)〜20:30
会場AXISビル B1F イベントスペース
参加費【AXIS Media Membership 有料プランメンバー】 ¥0  / 【一般】 ¥1000
詳細URL

https://membership.axismag.jp/connect/cghu2a58h04

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※本イベント会場は4階AXISギャラリーではなく、AXISビル B1F イベントスペースとなります!お間違えないようよろしくお願いします。

主催AXIS Media

AXIS vol.229の特集で取材したTAKT PROJECTの吉泉聡氏は、「わかりやすい」が疑いの余地なくデザインの目的となっている現状に疑問を投げかけています。つくり手側が決めたひとつの意味しか持たない「一義的なデザイン」を超え、複数の意味が生まれていく「多義的なデザイン」こそが重要と説く彼は、能動でもなく受動でもない「中動態」という言葉に着目しました。そのきっかけとなった著作が、東京大学教授の國分功一郎氏による『中動態の世界 意志と責任の考古学』です。2017年に発表され小林秀雄賞を受賞した本作は、日本人にはあまり馴染みのない「中動態」という概念を専門外の読者にも理解できるよう記した名著です。今回のCONNECTでは両者の対話を通じて、デザインと哲学のインタラクティブな交流を目指します。デザインが直面する課題や問題意識を哲学という視点から読み解くことで、新たな地平が浮かび上がるかもしれません。ご参加をお待ちしています。

タイムテーブル
18:30 受付開始
19:00 TALK SESSION
20:30 終了
*イベントの様子をオンデマンド配信用に撮影させていただきます。
*イベントプログラムを一部変更する場合がございます。

 

プロフィール

<登壇者>

吉泉 聡(よしいずみ・さとし)

山形県生まれ。東北大学工学部機械知能工学科卒業。エンジニアリングを学ぶ。桑沢デザイン研究所を中退後、2005年より2008年までデザインオフィスnendoに、2008年より2013年までヤマハ株式会社デザイン研究所に在籍。2013年にTAKT PROJECT株式会社を共同設立。TAKT PROJECT代表。

國分功一郎(こくぶん・こういちろう)

東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学・現代思想。主な著書に『スピノザ 読む人の肖像』(岩波新書、第11回河合隼雄学芸賞受賞)、『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院、第16回小林秀雄賞受賞)、『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)、『スピノザの方法』(みすず書房)、『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』(新潮新書)など。共著に『言語が消滅する前に』(幻冬舎新書)、『責任の生成 中動態と当事者研究』(新曜社)ほか。

<モデレーター>

小松尚平(こまつ・しょうへい)

平成元年生まれ。東京大学 特任研究員、高知大学医学部 特任講師。一般社団法人デザインシップ 理事、株式会社BiPSEE取締役CPO、LITEVIEW株式会社 共同創業者。LITEVIEW株式会社(2015)、一般社団法人デザインシップ(2018)を共同創業。2021年より、高知大学医学部/株式会社BiPSEE CPOとして、日本初VRデジタル療法(XRDTx)の薬事承認を目指して、うつ病を対象としたVR治療プロダクト開発全般を管掌。2023年、東京大学大学院にて「戦災VR」開発を主導。経済産業省のデザイン振興施策に関する共同プロジェクトなどに従事。