NEWS | インテリア / プロダクト
2024.09.02 15:30
厳しい冬を過ごすカナダでは、自宅に設置するプライベートサウナが主流だ。フィンランドからの移民が1800年代後半にカナダにサウナ文化を持ち込み、現代まで多くの家庭に受け継がれてきた。
こうした自宅で楽しむサウナ設備の普及を目指して、カナダ・ブリティッシュコロンビア州に拠点を置くイーストエッジ・パートナーズは、日本国内での販売を2024年より開始。カナダの極寒の環境にも耐えられる、優れた機能性をもつ高品質のサウナを展開する。
屋外サウナとしては、樽型の形状をした北欧の「バレルサウナ」が知られているが、カナディアンサウナの特徴は、金属とウェスタンレッドシダーが調和したモダンなデザインにある。今回は、1人用から6~7人用まで、デザインや大きさの異なる8種類のサウナを用意する。
内装材として使われるウェスタンレッドシダーは、15~20年の長期間でもほとんど腐敗せず、屋外環境でも高い耐久性がある。木材に含まれる「ツヤプリシン」という化学物質が、天然の抗カビ剤として機能する。サウナ室の高温環境にも耐えられるほか、木材の膨張や収縮が少なく、触れても熱を感じにくいという安全性も備えている。
屋根、壁、床とサウナ全体に施された金属製の黒い外装と内装の木材とのあいだには、厚さ7cmのEPSフォーム断熱材を使用。前面に2重層の強化ガラスを採用することで、サウナ室内の熱を逃がさず、周囲の眺望を楽しみながら入浴ができる。