切れ味の良さと置きやすさを考えた
志津刃物とTENTによる包丁「TONSTON」

刃物の町・岐阜県関市で包丁などの家庭用品を製造・販売する志津刃物製作所とプロダクトデザイン事務所 TENTが共同開発した、包丁と収納ポット「TONSTON(トンストン)」が登場。切れ味の良さ、置きやすさ、取り出しやすさ、研ぎやすさにこだわった包丁だ。

TONSTONは、志津刃物の職人が一本一本研ぎ出した鋭い切れ味で、刃渡り約150mmと手軽なサイズのため、肉や野菜を切るだけでなく、野菜やフルーツの皮剥きなどのちょっとした調理でも扱いやすい。握り手には削り出しの無垢の木を使用し、握りやすく心地のよい手触りを実現した。

さらに、包丁の置き場として、専用の収納ポットを藤田金属(大阪府八尾市)と開発。「トン」と切ったあと、ポットに「ストン」と置けば、菜箸や木べらなどの調理道具と一緒に収納が可能であり、包丁をシンクの下にしまう必要がない。

ポットには、佐藤工芸(山形県天童市)が手がけた仕切り板が付属。マグネットボードになっているため、包丁を貼り付けておけば、ほかの道具を安全に取り出せる。仕切り板は天然木でつくられており、取り外して小さなまな板としても使うこともできる。End