東京・銀座の資生堂ギャラリーで、資生堂のクリエイティブワークを紹介する展覧会「オドル ココロ」が2024年6月8日（土）から8月4日（日）まで開催される。

同展では、明治初期から2010年代までの資生堂のクリエイティブワークのなかから、「オドル ココロ」をテーマに、開発担当者やデザイナーたちの遊び心やチャレンジ精神から生まれたデザインに注目。普段は非公開のものを含む200点以上の商品と約70点の広告をセレクトし、明るさや軽やかさ、ビビッドさ、ユーモア、遊び心、親しみやすさ、さらには未来的なイメージを備えた、心を躍らせるデザインが紹介される。

粉白粉　1952年

サンオイル　1965年

シュラルー　1970年

ベネフィーク　1972年

シャワーコロン　ポケット　きのこ　1985年

ギャラリーの大展示室では8つのパートを時代順に構成。各時代において特に革新的だった商品については、概要や特長、デザインのコンセプトを記載するほか、同時代の風俗を中心にまとめた年表を壁面に掲出するなど、商品が生まれた背景もあわせて展示される。展示台は、気鋭の建築コレクティブ GROUPが担当した。また小展示室では、ポスターを中心とした広告作品を取り上げ、クリエイターの長谷川大祐が新たに制作した映像インスタレーションとして展開する。

pink pop　1968年

PERKY JEAN　1982年

ギャラリーの新たな試みとして、商品開発に携わったクリエイターたちへのインタビューを音声ガイドとして提供。彼らの肉声を通じて、つくり手たちのものづくりに対する情熱やチャレンジ精神を体感することができる。