ブリヂストンの社内ベンチャーであるブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズとクリエイター集団のKonel（コネル）が共同開発したロボット「Morph（モーフ）」を体験できるスペース「Morph inn（モーフ イン）」が、2024年5月17日（金）から5月25日（土）まで東京・表参道のseeenにオープンする。

「Morph」は、チューブとスリーブの2層構造からなるゴム人工筋肉（ラバーアクチュエーター）を使用した「やわらかいロボット」である。象の呼吸、空を飛ぶ鳥の翼、くり返される潮の満ち引き、生物の胎動など、自然や動物の動きを映像抽出によりデータ化し、インストールされている。

「Morph」を設置したスペース「Morph inn」は、他者を気にせずに過ごせる「無目的室」として構成。体験者は、大きな「Morph」に横たわり、小さな「Morph」を抱きかかえることで、自らとロボットの間で互いの動きをゆだね合う。

忙しい日々のなかで目的のない時間を持ちにくい私たちでも、コミュニケーションをとるのでもなく、人からコントロールされることもない「Morph」に身をゆだね、無目的な時間を過ごすことで、自らの感情や思考を解放することができるだろう。

オープニングを記念して、5月16日（木）にロボティクス分野に取り組む人々と有識者によるオンライン（Zoom）のトークセッション「ソフトロボットが導く未来の輪郭」を開催。登壇者は山口 周（ライプニッツ代表取締役／独立研究者／著作家／パブリックスピーカー）、山口真広（ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズ 創業メンバー／主幹）、安藤 健（パナソニックHDロボティクス推進室室長）、出村光世（Konel／知財図鑑 クリエイティブディレクター／CEO）の4名で、参加希望者は申し込みフォームより応募できる。