東京デザイン専門学校は、同校のクリエイティブアート科3年生によるゼミ展「CREATIVE2.5」を2024年4月18日（木）から4月20日（土）まで東京都渋谷区のデザインフェスタギャラリー原宿 East館で開催する。

クリエイティブアート科は、メディアを1つに限定せず、アクリル画、油彩、コラージュ、グラフィティといった平面絵画から、彫刻やサブカルチャーやアニメ文化に属するフィギュアなどの立体、さらにはデジタルアートまでをひととおり学び、自分の世界観や表現に沿ったメディアを自由に選択して制作できる学科である。また、既存の美術の枠に囚われない現代的で幅広い表現を追求するとともに、学生自身の興味や問題に向き合うことから制作を始め、実感のこもった作品づくりを行っている。

「EGOIST」

「Sweet dreams」

今回の展覧会では、14名の参加者がそれぞれに悩みながらも夢中で制作した平面作品や立体作品を展示。同展のタイトルにある「2.5」は、平面の2次元と立体の3次元の融合、まだなお発展途上にある自分自身の存在、ハイブリッドでもあり不完全でもあるような状態を表現している。

制作風景

世界がますます混沌とするなか、既に答えを得たような完成されたアートよりも、未完成で探求の過程であるアートにおいてこそ、リアルなエネルギーを感じられるのではないか。同展では若者たちの力強い作品が楽しめるだろう。