自動化したドローンで業務を効率化する
ドローンドックの新モデル「DJI Dock 2」発売

ドローンメーカーのDJIは、遠隔操作で自動化したドローンにより効率的な業務を行うプラットフォーム「DJI Dock 2」を発表。2024年3月26日(火)から購入予約の受付を公式サイトで開始した。

自動的にドローンを展開し、自己完結型の着陸ボックスに戻すシステム「ドローン・イン・ア・ボックス」である同製品は、特別設計のドローン「DJI Matrice 3D」または「DJI Matrice 3TD」とこれらを収納する軽量型ドックで構成され、測量、点検、資産管理や安全管理などの日常業務を遂行する。

重量は34kg、サイズは長さ570mm × 幅583mm × 高さ465mm。前モデルと比較して約75%の小型化と68%の軽量化を実現。大人2人で持ち上げて運べるため、設置作業が容易で設置費用を抑えることができる。

ドローンは望遠カメラや広角カメラ、全方向障害物検知や自動障害物回避の機能などを搭載し、最大飛行時間50分、動作半径約10 km、保護等級IP54の防塵性・防水性、充電サイクル最大400回を実現する。

ドックには、雨量計や風速計、温度計など複数のセンサーを搭載。リアルタイムで天候の変化をモニタリングし、機体の離着陸を離れた場所からリアルタイムで確認できる。さらに、ドローンオペレーションをクラウドベースで管理する「DJI FlightHub 2」を介して高精度の3Dモデルを作成することで、効率的な飛行ルートの設定や指定エリア内の自動撮影などが可能となり、人員の安全確保や業務の効率化を図れる。

また、ドローンは次世代の画像認識技術により、ランディングパッド上の位置マーカーを正確に認識し、精度の高い着陸を実現。ドック内への格納状態でドローンのバッテリーを20%から90%まで約32分で急速充電するため、継続的な作業の遂行に適している。End