京都の建築事務所 吉原組による「TOHU」プロジェクト
建築デザインから着想したチョコレートを発売

パッケージ、ショコラタブレット、端材木皿プレート。 Design by Yoshiyasu Saito

京都市中京区の建築事務所 吉原組は、「TOHU(トーフ)」プロジェクトを始動。第1弾は、建築デザインから着想を得たショコラタブレット(板チョコ)を展開する。

建築家・白井晟一の論文「豆腐」に由来する「TOHU」は、建築デザインをボーダレスに捉え、その知見を応用して、他分野で造形美や「用の美」を提案する試みである。今回登場するチョコレートは、大阪・南久宝寺町にあるパティスリーブティック「équ(エキュ)」のオーナー兼シェフパティシエ 中村忠史が監修した。

ショコラタブレット

端材木皿プレート

ミニマルな3枚セットで、それぞれ建築の基本工程にちなんでネーミング。建築の基礎を表した「BASE(ベース)」は、カカオの香りを存分に感じられるビターショコラ、基礎の次に構造を組み上げる工程を表現した「ASSE(アッセ)」は、なめらかでバランスの良いショコラに上質なトンカを練り込み、砂糖漬けのオレンジを組み合わせた。屋根を表す「ROOF(ルーフ)」は、ビターチョコレートにキャラメリゼされた4種類のナッツをトッピングしている。

これに、吉原組の建築で発生する端材を加工した木皿1枚とタブロイドが付属する。木皿は、ウォールナット、ブラックチェリー、栗、ブビンガ、チーク、神代欅、ウェンジなどの上質な木材を使用しており、通常は廃棄されてしまう端材に新しい価値を見出したいという想いが込められている。

製品をイメージしてつくられたタブロイド。

チョコレートは、2024年3月7日(木)から3月14日(木)まで東京・南青山のスパイラル1階にて開催されるポップアップイベント、およびTOHU公式オンランサイトにて発売。イベント期間中は、プロジェクトの第2弾となる吉原組による藁スツールや、中国の民具として使用していたヴィンテージの石などの家具・インテリアも展示・販売する。End

TOHU ポップアップイベント

会期
2024年3月7日(木)~3月14日(木) 11:00~20:00
会場
spiral 1F カウンターエリア(東京都港区南青山5-6-23)
詳細
https://www.instagram.com/p/C3prM1uL9gM/