辻川幸⼀郎【姫路／兵庫県】「ぶちゴマ、そこから広がるさまざまなコマ」

ロンドンにある日本文化の発信拠点 ジャパン・ハウス ロンドンは、「⾒つけよう⽇本のデザイン：デザインミュージアムジャパンに向けて（Design Discoveries：Towards a DESIGN MUSEUM JAPAN）」展を、2024年5⽉15⽇（⽔）から9⽉8⽇（⽇）まで開催する。

⽇本各地には、多様で豊かな⽣活や⽂化のなかで育まれてきた地域固有の魅⼒的なデザインがある。その一方で、国⽴のデザインミュージアムはいまだに存在していない状況にある。同展では、異なる分野で活躍する⽇本⼈クリエイターたちに、「⽇本にはまだないデザインのミュージアムをもしあなたがつくるなら？」と問いかけ、それぞれが各地でリサーチした、⽇常に存在するさまざまなデザインを展示する。

⽥根剛【⼀⼾／岩⼿県】「縄⽂のムラ」

⽥川欣哉【⾦沢／⽯川県】「柳宗理のデザインプロセス」

須藤玲⼦【⼩⽮部／富⼭県】「3D スポーツウエア」

参加クリエイターは、廣川⽟枝（服飾デザイナー）、⽔⼝哲也（エクスペリエンスアーキテクト）、森永邦彦（ファッションデザイナー）、須藤玲⼦（テキスタイルデザイナー）、⽥川欣哉（デザインエンジニア）、⽥根剛（建築家）、辻川幸⼀郎（映像作家）の7名。

縄⽂時代の住空間から、楽器やおもちゃ、現代テクノロジー技術を駆使したウェアまでの多岐にわたるデザインについて、リサーチ過程や各地域とのつながりを、NHKが撮影したリサーチ映像や写真などを交えて多⾓的に展⽰する。また、彼らが⾒つけたデザインを通じて、「デザイン」というものの在り⽅を来場者とともに考察し、未来のデザインミュージアムの可能性を模索する。

廣川⽟枝【福岡／福岡県】「博多祇園⼭笠」

森永邦彦【奄美／⿅児島県】「ノロの装束 ハブラギン」

⽔⼝哲也【浜松／静岡県】「トランスアコースティックピアノ」

会場には、来場者が「あなたにとってのデザインとは何か」を考え、世界各地の⽇常⽣活や⽂化にあるデザインを紹介するインタラクティブなコーナーを設置。それぞれの記憶にあるモノやコトを会場の壁⾯に描かれた世界地図上で共有し、世界中のデザインの宝物を楽しむことができる。