アンビエントをテーマにした音・映像・光のインスタレーション展
「AMBIENT KYOTO 2023」開催中

Artwork design by Alex Somers, Logo design by Seri Tanaka

アンビエントをテーマにした音・映像・光の展覧会「AMBIENT KYOTO 2023」が、京都市中京区の京都新聞ビル地下1階および下京区の京都中央信用金庫 旧厚生センターで2023年12月24日(日)まで開催中。

アンビエントという言葉にはさまざまな解釈がある。主には、私たちの生活を取り囲んでいるもの、周囲にあるものといった意味で使われ、例えば「アンビエント・ミュージック」は環境や風土の一部となった音楽である。こうしたアンビエントな感性は、これからの人間の地球や環境との向き合い方といった、新たな価値観にもつながっているという。

2回目の開催となる今年は、京都新聞ビル地下1階の広大な印刷工場跡で坂本龍一の「async」をベースに、同氏の長年の盟友であるアーティスト 高谷史郎による映像と、レコーディング・エンジニアのZAKが立体音響でつくりあげた、サイトスペシフィックな作品「async – immersion 2023」を展示。幅26.4mのLEDパネルを使った、この会場でしか実現しえない大規模インスタレーションが楽しめる。

坂本龍一 + 高谷史郎「async – immersion 2023」 Photos by Satoshi Nagare

京都中央信用金庫 旧厚生センターでは、アーティストのコーネリアスバッファロー・ドーター山本精一によるアンビエントをテーマに表現した作品を展示している。コーネリアスとバッファロー・ドーターは、既存作品を同展のために特別演出でインストール。山本は、新曲「Silhouette」に映像を組み合わせた作品を初公開している。

コーネリアス「QUANTUM GHOSTS」

コーネリアス「TOO PURE」

コーネリアス「霧中夢 ‒ Dream in the Mist ‒」

バッファロー・ドーター「Everything Valley」

バッファロー・ドーター「ET(Densha)」

山本精一「Silhouette」

12月10日(日)には、京都新聞ビル地下1階でライブ・パフォーマンスを開催。横幅20mを超えるLEDスクリーン、30台以上のスピーカーを駆使した4組のコラボレーションを展開する。End

AMBIENT KYOTO 2023

会期
2023年10月6日(金)~12月24日(日)
開催時間
9:00~19:00 ※入場は18:30まで
休館日
12月10日(日)
会場
京都新聞ビル地下1階(京都府京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239)、京都中央信用金庫 旧厚生センター(京都府京都市下京区中居町113)
詳細
https://ambientkyoto.com/