中国のEVメーカー BYD
オフロードSUV「U8」とミニバン「D9」を日本初公開

オフロードSUV「U8」

東京・有明の東京ビッグサイトで2023年10月28日(土)から11月5日(日)まで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で、中国のEVメーカー BYDが新型のオフロードSUV「U8」とミニバン「D9」が日本で初公開された。

同社の高級ブランド「仰望(ヤンワン)」から登場する「U8」は、全長5mを超える大型オフロードSUVである。最高出力は1100ps以上(市場の平均は300ps程度)で、0~100km/を3.6秒で駆け抜けるパワフルな走りが魅力。「水陸両用車」として水上での走行も可能だとしている。

さらに、「e4プラットフォーム」と呼ばれる独立式の4輪モーターシステムにより、4つの車輪それぞれを制御駆動ができ、その場で360度回転するタンクターンを実現。会期中はタンクターンの実演も行われる。

BYDとメルセデス・ベンツが共同開発したハイエンドサブブランド「DENZA(デンツァ)」シリーズの「D9」は、長さ5250mm × 幅1960mm × 高さ1920mmのミニバンで、パワートレインはPHEV(プラグインハイブリッド車)とBEV(電気自動車)の2タイプを用意する。

ミニバン「D9」

「D9」の内装

また、BYDが独自開発した「DiSus インテリジェントボディコントロールシステム」という車両制御システムを搭載されており、ドライバーに快適性と安全性を提供する。2022年8月の発売以降、2023年10月現在までの中国での累計販売台数は10万台を超えるそうだが、国内販売は未定の模様。「U8」とともに日本での発売を期待したい。End