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2023.03.08 17:00
乃村工藝社は、人の表情を解析し、その場の雰囲気や盛り上がりなどを可視化する装置「emograf(エモグラフ)」を用いて、空間内に滞在する人の感情を分析・予測・データ化する空間DXサービスを2023年2月24日(金)に発表した。
エモグラフは、同社のイノベーション・ラボラトリー「NOMLAB(ノムラボ)」が手がけた装置。空間DXサービスでは、これまで可視化されていなかった人の反応をエモグラフでデータ化し、このデータを空間デザインや運営・演出に活かすことで、誰もが心地よい空間づくりを目指す。
まずはオフィスや病院、高齢者施設、ホテルなどでの利用を想定。今後は、商業施設や観光施設では、接客によって生まれる感情と利用者の消費行動との関連性の解析や、イベントシーンでアンケートでは測りきれない観客の反応を探ることによる、演出やエンターテインメント性の向上などにも活用できるだろう。