モリサワは、クラウド型フォントサービス「Morisawa Fonts」とマルチアーティストVaundyのコラボレーションにより、2022年11月28日（月）に配信された新曲「置き手紙」のミュージックビデオを制作・発表した。

このMVでは、2022年10月にサービスを開始したMorisawa Fontsが提供する77書体が登場。これらが歌詞を彩り、「フォントの見本帳」をモチーフにした多様な演出が楽しめる。

フォントは文字の「声」のような存在であり、声の大きさやトーンで聞き手の受け取り方が変わるように、多くのデザインの中から場面にぴったりのフォントを選択すれば、伝えたいメッセージの印象を変えることができる。フォントがもつこうした魔法の力を実感してほしいとの想いを込めてMVを制作したという。

楽曲は今回のために書き下ろされたVaundyの新曲で、映像制作はクリエイティブディレクターの川村真司が率いるWhateverが手がけ、監督は映像ディレクターの牧野惇が担当した。

また、フォントの見本帳（Font Specimen）を彷彿させるMVに合わせて、Font Specimen Music Videoとして、これを解説する特設サイトも公開。Vaundy、川村、牧野が制作の背景や見どころを対談形式で語っているほか、MV内に登場するすべての歌詞を使われているフォントで掲載しており、お気に入りのフレーズやフォントを見つけることができるだろう。

川村は「まさに文字が主人公になっているMVになったと思います。文字が『膨らまされたり』『吹き飛ばされたり』することで感情を持って演じている様に見える表現ができました。Morisawa Fontsはクラウドでフルデジタル化した一方で、今回のMVはアナログにこだわったという、その対比が面白く、楽しんでいただけるのではと思います」とのコメントを寄せている。