INTERVIEW | インテリア
2014.11.07 18:01
第11回は、アクシスビル2階にショールームを構える時空。常に時代をリードする空間提案を行っている、こだわりのオーナー、加藤洋一さんにインタビューしました。
時空のコンセプトを教えていただけますか。
五感のうちの「視覚」と「聴覚」にフォーカスし、新しい空間の提案を行っています。ものづくりやものを使うという行為によって、価値ある「時間」と「空間」が生まれる。その中で人々のより良い時間と空間をプロデュースしていきたいと思っています。
取扱い製品の1つである「INTELUX(インテルクス)」について教えていただけますか。
今のテレビは製品としてインテリア空間の中で主張が強すぎるのではないか。また情報として記憶に残らない。それらを解決するものはないかと考えていたときに出会ったのが、インテルクスを実現するテクノロジーです。インテルクスは、光学設計に基づいた構造で、ミラー効果を持ちながら光(映像)と電波を透過するという特性を持つ特殊ガラスです。映像モニターやタッチセンサーなどと組み合わせることにより、全く普通に見える鏡、映像モニター、鏡に映りこむ背景と映像を重ねた表示など瞬時に切り替えることができます。情報自体が主役で情報機器はハードウェアとしての存在感を消し、美しく機能的な空間を生み出します。デザイナーの発想次第で生活、ビジネス、アートなど、幅広い展開が可能な素材であるという点を評価いただき、2013年のグッドデザイン賞を受賞しました。
インテルクスの名の由来はラテン語で「光」を意味するLUX。光のINTELIGENCE(情報)とテクノロジーを空間にふさわしいかたちにINTEGRATE(融合する)という思いからなる造語。
おすすめの製品は?
テーブルスタイルのINTELUX 007です。マジックミラー効果のあるダークミラーを使用したテーブルトップに、さまざまな映像を鮮やかに映し出します。ガラス面に表示された画像は、タッチ機能で拡大縮小、移動などが簡単にできます。ミーティングテーブルとしてはもちろん、ダイニングテーブルとしてもおすすめです。先日も「新聞を広げる感覚でニュースをチェックしながら毎朝、朝食をとってますよ」というお客様の声をいただきました。
フルフラット・ガラステーブル「INTELUX 007」
次の新しい提案は?
iPadのような小さなデバイスにも対応可能な極薄の「INTELUXi」や裸眼3Dインテルクスを開発中です。裸眼3Dは、3D眼鏡をかけなくても映像が立体的に見ることができます。これまでにない鏡の中の不思議な立体映像を楽しめます。近々発表予定ですのでご期待ください。
お客様にメッセージをお願いします。
新しい何かを発見したいという好奇心のある方には、ぜひインテルクスを体感していただきたいと思います。インテルクスはアイデア次第で、建築、空間デザイン、家具などのプロダクトの素材として、幅広く活用できます。ご要望に合った提案をさせて頂きますので、まずはショールームにいらしてください。
時空
営業時間 11:00~19:00
定休日 土曜・日曜・祭日
連絡先 Tel. 03-5545-5588
ホームページ http://www.zikoo.co.jp
この連載では、東京・六本木のアクシスビルのショップの皆さんにお店のコンセプトについて語っていただきます。前回までの記事はこちら。