フランスの自動車メーカー Hopium
水素動力セダン「Hopium Machina Vision」を発表

フランスのハイエンド水素自動車メーカー Hopiumはこのほど、パリオートモーティブウィーク2022にて、世界初の水素動力セダン「Hopium Machina Vision」を発表した。2025年末より最初の納車を開始する予定だ。

Hopiumはゼロエミッションのモビリティの開発を目指して2019年に設立。2011年のル・マン24時間耐久レースの優勝者で、経験豊かな水素自動車レーサーであるオリビエ・ロンバード(Olivier Lombard)が立ち上げた水素自動車メーカーである。

「Hopium Machina Vision」は、自動車デザイナーのFelix Godardの着想を受け、スポーティでありながらエレガントなノッチバックのシルエットを実現している。上昇するような車体と動的なフロントグリルは、燃料電池システムの冷却と車体の空力性能のために最適化し、フロントの特徴的なライトは燃料電池スタックの重なりと水面の波を連想させる。

車内では、広々とした快適なキャビンとスカイビューを楽しむことができる。セントラルスパインの上で手を動かすと、アクティブシェード機能を操作して、ガラス面を不透明にしたり、パノラミックウィンドーにしたりできる。

また、触角コンソールを通じて、ユーザーとインターフェースの新しい感覚的結びつきを提供。ユニークなデジタル・コレオグラフィーで、メインメニューからのナビゲーションや設定のコントロールが可能となる。

正面は、ピラー・トゥ・ピラーのディスプレーがデジタル情報を表示。希望に応じて、手を振るような動きで、全面レイアウトにも最小限レイアウトにも変化させることができる。End