【開催終了】
「LIVING & DESIGN−これからの住空間要素展−」がスタート。
会期は18日(金)まで。

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大阪・南港のインテックス大阪を会場に、「LIVING & DESIGN」がスタートしました。国内企業はもちろん、イタリア、フランス、韓国など海外も含めた161社が200を超えるブースを設け、新しい暮らしの提案を行います。

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開場間もない10時30分からは、安藤忠雄さんによる特別講演が行われました。会場は満員札止め状態。立ち見が出る盛況ぶりです。同展のプロデューサーである「喜多俊之さんの情熱に負けて、やって来ました」と安藤さん。「1967年にミラノに行き、喜多さんのアパートに泊めてもらっていた」というエピソードなども披露しながら、「経済大国としては終わっている日本は今後どうするの? 仕事は向こうから来るものではない。自分でつくるものだと思うべき」といった厳しい言葉が続きます。午後からの喜多俊之さん、明日のアントニオ・チッテリオさんらの講演も楽しみです。

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会場の雰囲気は、このような感じです。多くの来場者で賑わっています。制服を来た学生さんの姿も多く、新しい素材やデザインを食い入るように眺める光景が印象的です。このイベントを見て、デザイナーや建築家を志したと言う人が将来たくさん出てくるかもしれませんね。

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若いクリエイターの活動を支援する目的で設けられたデザイナーブースも必見です。芦屋に拠点を構えるTyphonicsの岡本泰輔さんは、数日前にでき上がったばかりというでき立てホヤホヤのプロダクトを持ち込み、今回の出展を通じて新たなビジネスチャンスが生まれることに期待を膨らませていました。岡本さんが展示するのはスピーカーの形をした壁掛けタイプの吸音材「SP-TILE」。特殊なウレタン素材を使用することで、高い吸音性能を実現したものだそうです。本来、音を出すことを使命とするスピーカーに、音を吸収するという真逆の機能を与えるウイットさも魅力でしょう。

会場に足を運ぶ予定の方は、3日間の会期をぜひ楽しんでください。

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16:00から行われた記者会見には、この日の朝来日したばかりのアントニオ・チッテリオさんも加わり、インテリア産業の今後の見通しなどについて持論を展開しました。