倉庫に残るメリノフェルトを使った
家具と照明のコレクション「Stackabl」

▲2022 pendants by Sarah Coleman/Photo credit: Patrick Biller

カナダ・トロントを拠点とするデザインスタジオ STACKLABと、米ニューヨークを拠点とするギャラリー Maison Gerardは、家具と照明からなるコレクション「Stackabl」を手がけている。

Stackablは、何世紀にもわたって育まれてきたクリエイティブなリユースから生まれたコレクション。廃棄物を出さずに家具と照明をデザインするという革新的なシステムを取り入れているという。

▲Maxine by Benoist F Drut/Photo credit: Sean McBride

▲Maxine by Benoist F Drut/Photo credit: Sean McBride

地元の製造業者と連携するとともに、アルゴリズムとロボット工学を駆使するそうで、Stacklabのスタジオから半径150マイル(約240km)以内にある倉庫や工場に残っているストックを特定。製造業者が所有する機械を使い、地域資源を活用することで、CO2排出量を抑制しながら地域経済をサポートするプロダクトを作り出すシステムである。

▲Raki by Champalimaud Design/Photo credit: Sean McBride

▲Raki by Champalimaud Design/Photo credit: Sean McBride

Stackablのサイトには簡単に使えるソフトが用意されており、デザイナーは色やパターン、寸法や密度などを選ぶことで、高品質のメリノフェルトの端切れを使ったカスタマイズ家具を作ることができる。リアルタイムで2Dと3Dのビジュアライゼーションが可能で、値段もすぐに計算してくれるそうだ。

▲Fast Lane by Frampton Co/Photo credit: Sean McBride

▲Querelle by Georgis & Mirgorodsky/Photo credit: Sean McBride

▲Dulces by Laura Kirar Design/Photo credit: Sean McBride

▲Madame by Drake/Anderson/Photo credit: Sean McBride

2021年に発表したローンチコレクションでは、さまざまなデザイナーが参加し、シンプルなスリッパーチェアから派手なラウンジチェアまで、個性的な作品が登場。2022 年のペンダントライトのコレクションでは、アップサイクルされたフェルトとアルミニウムでできた、パワフルかつ省エネのLEDライトが披露された。End

▲Shotgun Shell by Sarah Coleman/Photo credit: Patrick Biller

▲cigarette pendant by Sarah Coleman/Photo credit: Patrick Biller

▲Hombre pendants by Anthony Frank Keeler/Photo credit: Patrick Biller

▲pendants by Wisse Trooster/Photo credit: Patrick Biller

▲Hugo pendant by Wisse Trooster/Photo credit: Patrick Biller