おやきの製造・販売を行ういろは堂は、長野名物おやきの新たな発信拠点として、長野市にて「OYAKI FARM（おやきファーム）」を2022年7月31日（日）にグランドオープンする。

同店は、おやきの製造・販売を行うほか、カフェやショップ、製造工程の見学、おやき作り体験など、さまざまなコンテンツが楽しめる複合施設である。

施設の設計を手がけたのは、長野県を拠点にする遠野未来建築事務所。2階には自由に出入りできるスカイデッキを用意。付近には千曲川が流れ、遠くには山々があるそうで、雄大な自然を眺めながらゆったりと時を過ごすなど、長野ならではのロケーションを味わえるスポットとなっている。

また、施設の前には緑豊かな屋外広場を展開。ゆったり散歩で訪れたり、ベンチに座っておしゃべりを楽しんだり、おやきを楽しんだりできるという。また、不定期でイベントも開催する予定で、公園のように楽しむことができる場となる。

遠野未来は、「長野市篠ノ井は『赤い土器のクニ』と呼ばれ弥生時代に栄え、環濠集落があった場所。土器と集落の「円」を森の記憶と共に未来につなぎ、長い時間軸の中で「土から生まれ土に還る」建築を目指しました」とコメント。

さらに、「工事残土による版築でできた風除室とテラス中央の工場階段室を中心に『工場・地域』と『カフェ・社会』を表す2つの『円』が重なり、その全体を円弧を描く屋根が包むことで、周囲の山並みと響き合う景観を生み出しています」と語っている。