総合美術会社のNHKアートが産学連携で構築したデジタル展示は、2022年9月30日（金）まで展示が行われている三井不動産創立80周年記念事業「未来特区プロジェクト」による「“UN/BUILT”ギャラリー」で展開されている。

同社は2021年春、新しい美術表現の創出を目的としたパートナーシッププログラムをスタートし、第1弾として東京国際工科専門職大学と産学共同研究を実施。2021年度のテーマは、ゲームエンジン「Unity」を使用したバーチャル空間の構築で、実際のビルをモデルにしたCG制作を目指して、同大学の学生とワークショップを行った。

今回は、その研究成果を「“UN/BUILT”ギャラリー」のデジタル展示にて公開。「“UN/BUILT”ギャラリー」空間を撮影したデータをもとに、デジタルによって表現された空想の世界、「“UN/BUILT”バーチャルギャラリー」をオンライン上に開設している。

▲リアル展示の会場内

▲デジタル展示となるバーチャルギャラリー

▲東京国際工科専門職大学における研究作業の様子

東京国際工科専門職大学とNHKアートの産学共同研究による共創では、クリエイターにとって新しい芸術表現の「場」を提供する可能性を模索し、今後の展開が楽しみである。