ヴァージル・アブローの創作哲学を紐解く
対話集「ダイアローグ」が発売

2021年11月に41歳で逝去したデザイナー、ヴァージル・アブローの創作哲学とヴィジョンを紐解く対話集「ダイアローグ」が2022年7月15日(金)に発売される。

ストリートウェアとハイファッションを融合した自身のブランド「Off-White」を手がけ、ナイキイケアメルセデス・ベンツとの斬新なコラボレーションを実現し、ルイ・ヴィトン初のアフリカ系デザイナーとして活躍したアブロー。

日本オリジナルとなる同書では、アブローが遺した2016年から2021年までの主要なインタビューや対談、座談会9本を収録。同氏のアイデア、仕事術、思想、生きかた、黒人としてのアイデンティティが、あますところなく語られる。

現代美術家 トム・サックスとのスタジオトークや、2019年にシカゴ現代美術館で開催された大規模個展「Figures of Speech」のカタログに収録された建築家 レム・コールハースとの対談、「新潮 2022年3月号」で紹介されたヴァージル生前最後のロングインタビューなども掲載される。

アブローは、「私が後世に残したいと思っているのは、なによりもメインストリームを変えるロジックなんです」と語る。ハイとロー、観光客(ツーリスト)と純粋主義者(ピュリスト)のあいだを軽やかに往復し、創造の可能性をどこまでも探求しつづけた同氏の思想を知ることができるだろう。End

書籍「ダイアローグ」

著者
ヴァージル・アブロー(平岩壮悟訳)
版元
アダチプレス
発売日
2022年7月15日(金)
価格
1,800円(税別)
仕様
A5変型判、並製、200ページ
詳細
https://www.amazon.co.jp/dp/4908251150