NEWS | サウンド / ソーシャル
2022.06.22 13:00
クリエイティブのR&D組織 Dentsu Lab Tokyoは、身体に障がいを持つ人とともに、その視点やクリエイティビティの力を借りて、誰でも表現ができるためのツールや環境をつくることを目指す「ALL PLAYERS WELCOME」プロジェクトを始動した。
同プロジェクトは、従来のツールをもとに、身体性により表現を拡張するオリジナル操作UIの開発や無償提供を行うプラットフォーム。
第1弾として、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱えながらアーティストして活動する武藤将胤およびコンポーザーのPONE(Guilhem Gallart)とともに開発した、目の動きのみでライブ演奏ができるツールを無償で提供する。
開発されたのは、自由視点による演奏装置「EYE XY PAD」、リアルタイムでより容易なトラック操作を可能にする「EYE MIDI PAD」、異なる地点での生演奏時に発生する遅延の問題を解消する遅延対応リモート演奏装置「SHOOTING PAD」の3種である。
いずれも目の動きのみで演奏可能なツールで、子どもや初めて楽曲を制作する人をはじめ、幅広い人が活用できるという。
また、2022年6月24日(金)には、フランス・カンヌで行われる2022カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルにて、コラボレーションライブパフォーマンス「ALL PLAYERS WELCOME」を披露する予定だ。