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2022.05.20 12:00
スニーカーメーカーのスピングルカンパニーは、広島・長崎などに寄贈された千羽鶴をアップサイクルしたスニーカー SPINGLE MOVE「SPM-1005」を2022年5月21日(土)に発売する。色は生成りのみで、XS~XL(ユニセックス)の7サイズを展開、初年度は500足を販売する予定だ。
同社は、カミーノが手がける折り鶴再生紙・折り鶴再生糸を活用した平和教育活動「ONGAESHIプロジェクト」とコラボレーション。同プロジェクトでは、広島だけで世界中から毎年約1,000万羽(重さ:約10トン)も寄贈される千羽鶴を、新たな製品として再生させる取り組みを行っている。
今回は、生地メーカー・篠原テキスタイルの協力により、緯糸に折り鶴再生糸(折り鶴レーヨン)、経糸に綿を使用したオリジナルのキャンバス生地を開発。これをシューズのアッパーに採用した。
ベロ上部分には色とりどりの折り鶴の写真をプリントしたSPINGLE MOVEのロゴ入り織ネームを取付け、インソールには折り鶴をモチーフにしたカラフルなオリジナル柄をプリント。SPINGLE MOVEとONGAESHIプロジェクトのロゴもあしらっている。
さらに、織ネームの折り鶴の写真やインソールのデザインが際立つように、サイドのフォクシングテープやアウトソールには、アッパーの生成り色と合わせて抑えた色味を採用。ビンテージスニーカーのような雰囲気をもたせた。
また、シューレースは、天然素材である麻混の特注綿紐を採用・ライニングに使用した「COOL MAXIM/クールマキシム」を用いた。その55%は使用済みペットボトルや繊維くずなどの再生素材から作られているそうだ。