パナソニック FUTURE LIFE FACTORYが企画開発した、人と地域を言葉でつなぎ、新たな関係性を産み落とすプロジェクト「言山百景（ことやまひゃっけい）」は、同プロジェクトの構想を擬似的に体験できるネット連動型インスタレーション展示「言山百景 in BnA_WALL」を、2022年4月13日（水）から4月17日（日）まで東京・日本橋のBnA_WALLにて開催する。

WEB上の特設サイトにてインスタレーションへの参加ができ、会場のストリーミング配信も行われる。また、参加事前予約開始は2022年4月7日（木）より開始している。

私たちの暮らしにおいて、新型コロナウイルスの影響により物理的な長距離移動へのハードルが上がる一方、メタバースのような遠く離れた場所を仮想的に訪れることも可能になりつつある。

そこで「言山百景」は、「物理的・心理的な距離を越えて人々が共創し、伝統・文化の継承は可能か」という問いを立て、ネットワークによってそこに住む人や遠くから想いを寄せる人同士が繋がり、協力しあうことで新たな視点をもたらし、新しい観光資源や地域の魅力を作り出すことを目指している。

今回の展示では、「どこか遠い地の景色」の写真を特設WEBサイトに複数枚用意し、参加者はその中から1枚を選び出し、その景色に対して感じた「言葉」を投稿する。その言葉は3Dプリントされ、質量をもった「言葉」となる。

さらに、これらの「言葉」は、リアル会場の壁面にプロジェクションされた「どこか遠い地の景色」の前に降り注ぎ、参加者とその地を繋ぐ山「言山」を築いていく。そして、参加者の名前は「言山」を築く一員として特設サイトにクレジットされる。

同展では、参加者が増えていくごとに積み上がるさまざまな「言葉」と「どこか遠い地の景色」との関係性を見つめ、現地はいまどんな風景なのか、自分だったらどんな言葉を紡ぐのか、想像しながら楽しむことができる。