NEWS | インテリア
2022.03.01 13:00
ふだんから部屋のレイアウトの変更を楽しみたいと思う人もいるだろう。しかし、実際に家具を動かすとなると苦労することも多い。デザイナーのGuille Cameron Mac Leanが考案した「Listón」は、手軽にレイアウトが変えられるファニチャーシステムである。
2種類の木製スラットを組み合わせて、40 x 40 x 40cmの立方体をピクセルのように縦横に展開し、スペースやニーズに合わせてL字型などさまざまな形状にすることができる。
できあがったすらりと軽やかな印象の家具は、構造を区切ることで構造のバリエーションが拡大。これによりユーザーは飽きることなく、捨てたり買い替えたりすることもなくなるという。さらに、「Listón」を間仕切りとして使うことで、好みに合わせて空間全体のレイアウトを変えることもできるそうだ。
また、「Listón」のもうひとつのねらいは環境への配慮である。分解して梱包するので、配送時には箱のサイズを18分の1に抑えることができ、ストックや配達にかかるコストを低減することが可能。
接着剤は一切使用せず、ジョイントは再利用可能な結束バンドを採用。どこでも買えるし、カラーも選べてすぐに着脱もできる。自分で組み立てることで、家具への思い入れが深まり、すぐ手放さずに長く使おうという気分になるだろう。