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2022.02.21 16:00
北海道ニセコ町のニセコ蒸溜所は2021年10月、同社の店舗を開業した。同地は豪雪地帯ならではの上質な軟水に恵まれ、道内でも気温が下がりすぎない土地柄により、良質な農作物が採れるそうで、同社はこうした環境のもとで、上品で繊細でバランスの取れたウイスキーづくりを目指してきたという。
2020年末に完成した建屋は、自然との共生を大切にするニセコ町の精神に共感しつつ、豊かな景観を活かして保安林に溶け込むように設計。2021年 3 月末からは、国定公園ニセコアンヌプリの良質な伏流水を使用し、大麦麦芽などを原料とするモルトウイスキーを主に製造している。
また、ジンの製造にも取り組み、両方を合わせた総製造量は年間90キロリットルが目標。ウイスキーは、製造開始から少なくとも 3 年の熟成期間が必要となるが、今回の店舗開業に合わせて第1弾商品となるジン「ohoro GIN(スタンダード)」を発売した。
「ohoro(オホロ)」とは、アイヌ語で「続く」という意味をもつ。ニセコの地で生まれたジンが多くの人に親しまれ、未来永劫続くようにという願いを込めて命名した。
ボタニカルには道内産のヤチヤナギとニホンハッカなどを加えることで、クリアでスムースでありながら、芯のあるしっかりとした味わいを実現。軽やかなシトラスの香りを感じるような仕上がりで、カクテルベースとしても使いやすい味わいとなっている。