NEWS | テクノロジー
2021.12.06 14:45
ECの拡大により宅配業界において人手不足が懸念されるなか、Piezo Sonicはラストワンマイルのための搬送用自律移動ロボット「Mighty-D3」を開発している。
その特徴は、日本の月面探査ロボットの設計思想をもとにした特殊な機構と、同社が開発する最新鋭のモータをステアリングに搭載していること。これにより、15cmの段差を乗り越えることができ、その場旋回や真横移動も実現。屋内外を問わず多くの場所で路面状況を気にすることなく走行できるという。
さらに、搭載しているカメラとセンサにより目的地までの自動走行が可能で、非接触・非対面の物流や案内を実現するとしている。
具体的な用途としては、工場では部品や製品を簡易梱包で次の工場に搬送するなど、梱包に関わる手間とコストを軽減。商店・商業施設では、注文された商品の自動配送のほか、購入者に追従して商品配送をサポートできるそうだ。
倉庫では、積み込み・積みおろしを考慮して最適位置に物品を運ぶことが可能。オフィスでは、入り口に段差がある建物内にも荷物を運んだり、オフィス間を定期巡回させたりできる。
また、ユーザーの要望に合わせてカスタム型仕様に変更し、1台からの納品も対応可能だとしている。