デジタルで紙芝居を楽しむ
アプリ「かみなしばい」

私たちが幼いころから親しんでいる紙芝居は、読み手と聞き手でコミュニケーションしながら作品の世界を共有できる日本の文化である。

その特徴は、読み手と聞き手の紙が別々に構成されている点にあるという。つまり、読み手は文字を読み、聞き手は絵を見るということだ。そんな紙芝居の構成をアプリにしたのが、unouplusが開発した「かみなしばい」である。

読み手のデバイス(スマートフォンまたはタブレット)と聞き手のデバイスをBluetooth通信でつなぎ、読み手の画面をスワイプすることで、紙芝居と同じように楽しむことができる仕組みとなっている。

現在配信しているのは5つのお話。そこには、紙では表現できないデジタルならではの楽しさが加わっている。「ももたろう」では、読み手の画面でモモを動かしたり、聞き手の画面できびだんごを動かしたりでき、オニとたたかうゲームを設定することもできる。

「シンデレラ」では好みのドレスを選んだり、ガラスの靴が合う確率を設定したりでき、「おおきなカブ」では登場するキャラクターを自由に選ぶことも可能。

「パパのせなか」では、紙芝居のように対面で使うだけでなく、聞き手の子どもがデバイスをパパの背中にあてて遊ぶことができる。また、「ママのおなか」では、聞き手がデバイスをママのおなかにあてて、子どもがうまれるまでの10ヶ月間のおなかの様子を子どもと一緒に体験することができる。End