NEWS | ビジネス
2021.11.09 12:00
Microsoftは、Office向けの新ツール「Microsoft Loop」を発表した。OutlookやTeamsなどのアプリ間で簡単に移動して同期できる、パワフルでフレキシブルなキャンバスとなる新しいアプリである。「Loop components」「Loop pages」「Loop workspaces」の3つの要素で構成される。
「Loop components」は、チャットやメール、ミーティング、ドキュメント、あるいはLoop pageといった作業の流れのなかでコラボレーションを行い、作業を完了させるためのツール。
リストや表、メモ、タスクのような単純なものからMicrosoft Dynamics 365のような複雑なものまで共有できる。さらに、意思決定を行うための「投票表」やプロジェクトの進捗状況を把握する「ステータストラッカー」などの機能もある。
「Loop pages」は、チームでコラボレーションするためのフレキシブルなキャンバスで、コンポーネントを整理したり、ファイル、リンク、データなどの要素を取り込んだりできる。スタート時は小さくても、アイデアやプロジェクトが拡大していくのに合わせて拡張していくことも可能だ。
また、「Loop workspaces」は、プロジェクトで必要なものをグループ化できる共有スペース。他のメンバーの取り組みをキャッチアップしたり、だれかのアイデアに反応したり、共有目標の進捗状況を追跡したりできる。
Teams、Outlook、OneNoteなどOffice系アプリのLoop componentsは2021年11月から提供をスタート。今後数か月以内には、Loopアプリの機能について詳しい説明が行われるそうだ。