自動車アルミホイールメーカーが開発した
美しいチョコレートの金型「HANAGATA」

自動車部品を中心に幅広いデザインを手がけるD-WEBERは、自社プロジェクトブランド「4DESIGN by D-W」の第6弾として、富山県高岡市の金型製作会社 フジタとのコラボレーション作品「HANAGATA(はながた)」コンセプトを発表した。

「HANAGATA」は、誰もが楽しんでモノづくり体験ができることを目的にデザインされた金型。ホイールを生業としている両社が「美しい金型をつくろう!」と考え、花びらをモチーフにしている。

これを使って生成されるのはチョコレート。花びらに見立てた潜流上の鋳込み穴にチョコレートを流し入れると、アルミホイールを意識したデザインのものができあがる。

アルミホイールメーカー・BBSジャパンの協力もあり、「F1」のホイールをイメージしたものから「ホイールじゃないBBSデザイン」まで、さまざまな課題に取り組んだ。その結果、ソファとクッションをモチーフにした愛らしい発想のデザインが生まれたという。

このプロトタイプは、モノづくりの面白さを伝えるためのアイテムで、富山県高岡市のファクトリーアートミュージアムにて人数限定の体験会を企画検討中。BBSホイールオーナークラブ限定の体験会なども考えているそうだ。

将来的には、レストランや結婚式場の特別な瞬間に、お店オリジナルデザインのチョコレートを作ることができる「体験型金型」として特注販売も視野にいれている。End