▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
2008年に設立した、デンマークのデザイナー Sophie NielsenとRolf KnudsenのStudio Rosoが、「Bloom」という作品を発表している。
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
Bloomは、伝染病の拡がりにおいて、空気が媒介物や「アクティヴ(能動的)」な要素となるという考えをモチーフにした作品だ。
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
立体的に分岐したダイアグラムの形状とし、パウダーコーティングした軟鋼の構造は、まるで空間へ直接描いたように黒い塗装で仕上げた。
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
その先端には、LED照明とポリプロピレン製のプロペラ、モーターが取り付けられており、これらにより、ある一定の時間に感染が広がるさまざまなシナリオが表現されるのだ。
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
Bloomは、マクロレベルで解釈すれば、それぞれの結節部分を街とみなすこともできるだろう。プロペラと照明は、国から国へ、街から街へと延びる現代の輸送ネットワークとそのスピードによって生じる感染の急速な拡大をほのめかしている。
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
▲Photography:Sandra Ciampone © Studio Roso
あるいはスケールを変え、ミクロレベルで解釈をすれば、個々のプロペラが個人を表し、隣り合ったプロペラどうしの感染が作品全体に拡がるとみなすこともできるだろう。