NEWS | プロダクト
2020.12.14 15:57
サムスン電子は、110インチの大画面を誇る壁掛け型のマイクロLEDテレビを発売した。自発光LED技術により、これまでにない鮮やかな色彩と明るさを提供するとしている。
マイクロLEDは、従来のバックライトとカラーフィルターを使わず、細かいLEDライトだけで構成されたディスプレイ。MicroAIプロセッサーにより、美しい4K HDRコンテンツが楽しめるそうだ。
さらに、画面と本体の比率は99.99%としており、すぐれた没入感を味わうことができる。最大55インチサイズで画面を4分割し、それぞれ同時に視聴することができるほか、外部のデバイスを接続して、一度に複数のスポーツを同時に見たりすることも可能だ。
また、画質の寿命が延びたこともマイクロLEDテレビの特徴のひとつ。耐久性があり、最長で10万時間、もしくは10年以上も使えるという。
これまで、家庭で使える110インチ規模の小型のマイクロLEDスクリーンを大量生産することは難しかったが、サムスンは新しい製造プロセスや表面実装技術を開発。今後はさらなる小型のマイクロLEDテレビの製造も視野に入れているようだ。