芸術的な食べ物「京菓子」の魅力を伝える
京菓子展「手のひらの自然-禅ZEN」2020

京都市上京区の有斐斎弘道館は、2020年11月1日(日)から11月15日(日)まで、京菓子展「手のひらの自然-禅ZEN」2020を開催する。

この京菓子展は2009年にスタートし、2014年より「琳派」「若冲と蕪村」「百人一首」「源氏物語」「万葉集」とテーマを変えて公募展として発展。朝廷文化である有職や茶道文化の上に成立する、世界でも稀にみる芸術的な食べ物「京菓子」を通して、日本文化の魅力を伝える試みである。

▲ 2018年:テーマ「源氏物語」入選作品たち

▲ 2019年デザイン部門大賞・茶席菓子実作部門大賞

今回は、「禅ZEN」をテーマに公募を行い、世界中から集まった592点の中から50点の作品を選出。京都市内の4会場(有斐斎弘道館・旧三井家下鴨別邸京都御苑 中立売休憩所ジェイアール京都伊勢丹2階=特設会場)にて展示が行われる。

▲ 入選したデザイン画は職人が実際に京菓子にしてくれる。

京菓子の成立に関わる茶道は、禅の精神に大きな影響を受けて大成されたものであり、自然と自己との対話ともいえる「禅」は、コロナの時代にあって、これまで以上に注目されているという。「禅」を通して先人の知恵を知り、今の生活や未来の地球を思うきっかけになってほしいとの思いから今回のテーマが決まったそうだ。

▲「無有 MU/YU」 756円(5個)、2,646円(20個)

▲「石庭 SEKITEI」 810円(6個)

▲「松風 MATSUKAZE」 1,998円

また、ジェイアール京都伊勢丹での展示に合わせ、京菓子展オリジナル菓子を販売。有斐斎弘道館でも購入することができる。End

京菓子展「手のひらの自然-禅ZEN」2020

会期
2020年11月1日(日)~11月15日(日)
本会場
有斐斎弘道館
10:00~17:00(毎週水曜日休館・最終入場は閉館の30分前)
特別会場
旧三井家下鴨別邸
9:00~17:00(毎週水曜日休館・最終入場は閉館の30分前)
サテライト会場
京都御苑 中立売休憩所「檜垣茶寮」
9:00~16:30(中立売休憩所の営業時間に準ずる)
サテライト会場2
ジェイアール京都伊勢丹 2階=特設会場
11月4日(水)~11月10日(火)のみ開催
10:00~20:00(京都伊勢丹の営業日時に準ずる)
詳細
https://kodo-kan.com/kyogashi/