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2020.10.14 15:07
エコ革 京都テクノロジー事業部は、ライカジオシステムズ(Leica)、エムエスシーソフトウェア(MSC)の協力により、飛沫の拡散状況を一貫したプロセスで短期間に検証可能な「飛沫可視化システム」を開発した。
このシステムは、医療施設、多目的ホール、劇場、体育会、オフィスルームなど、任意の屋内空間をレーザースキャンすることで取得した大規模な点群データから直接3Dモデルを作成し、人の座席配置や空調設備を考慮した飛沫シミュレーションを行うもの。
また、そのシミュレーション結果から、建物内に浮遊する飛沫の経路を可視化し、屋内空間における感染症対策の課題を明確化できるとしている。
今回、同社は、Leicaの保有する点群取得技術、MSCの保有するCFD技術、およびAIによる最適化技術をデジタルツイン技術で活用。新型コロナウイルスを仮想空間で検証できる、より高速・高精度なシステムの構築を目指したという。
さらに、同社とMSCは、同システムを用いた「飛沫可視化サービス」を2020年11月1日(日)よりスタートさせる予定だ。