日産、歴史と現代を融合させた新しいスポーツカー
「フェアレディZ プロトタイプ」を公開

日産自動車は、横浜・みなとみらいの日産パビリオンにおいて、同社を代表する歴史あるスポーツカー「フェアレディZ」のプロトタイプモデル「フェアレディZ プロトタイプ」をオンラインイベントで公開した。

この「フェアレディZ プロトタイプ」は、50年に及ぶ歴史を持つ「フェアレディZ」の伝統と現代的な雰囲気を組み合わせた新しいスポーツカー。日本のデザインチームが手がけた、1969年に登場した初代S30型のシルエットやフロント&リアのアイコニックなモチーフを引き継いだ、魅力的なデザインを採用した。

歴代Zの持つ黄色は、ソリッドパールの光と影のコントラストにより、世界に類を見ない鮮やかでメリハリのある黄色いボディカラーとなった。さらにブラックルーフと組み合わせることで、モダンで未来的なカラーコンビネーションにもなっている。

フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせ、四角いジオメトリックなグリル開口も、歴代Zの持つアイコンを継承。リアは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプから得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインが実現。

また、インテリアデザインは、プロのレーシングドライバーとともに理想的なメーターデザインや室内空間を構想。コックピットは、オーセンティックさと最新の技術を融合したデザインとなった。

12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイは、エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅。ドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストしてくれる。

そして、新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状。操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類により、スポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインに仕上がっている。End