伊勢丹新宿店本館35年ぶりの外壁修繕が完了
刷新された照明デザインで時間や季節を演出

▲ 夏(7・8月)のライトアップ

東京・新宿の伊勢丹新宿店は、伊勢丹新宿店本館 35年ぶりとなる外壁修繕が2020年9月25日(金)に完了することを発表した。

この外壁修繕は2019年5月7日より段階的に進めてきたが、このたびすべての工事を終え、外壁照明デザインも刷新される。新しい照明デザインは、従来比で約50%の消費電力削減と、年間約26tのCO2削減を実現する省エネにも配慮したもの。

日没から深夜までの時間の変化や四季の変化を演出し、新宿の街の情景に潤いや楽しさを与えてくれるそうで、夏(7・8月)は暑い夜でも爽やかに感じられるように、色温度が高めの色味(4000K)でのライトアップを実施。

また、冬(12~2月)は寒い夜に少しでも温かく感じられるように、1年を通して一番低い色温度(3000K)で温かみのあるライトアップをするという。

▲ 冬(12~2月)のライトアップ

1933年竣工した、アールデコ調の装飾がふんだんに使われた石造りの伊勢丹新宿店本館は、1996年に東京都選定歴史的建造物に認定。今回の工事を経ても、竣工当時の昭和初期の趣はそのままだそうだ。End