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2020.09.01 15:32
「空飛ぶクルマ」を開発するSkyDrive(スカイドライブ)は2020年8月25日(火)、世界初披露の機体「有人機 SD-03」を使用した公開有人飛行試験を実施し、成功したことを発表した。
この有人飛行試験は、日本最大級の1万㎡の屋内飛行試験場を備える豊田テストフィールドにおいて夕刻に行われ、飛行時間は約4分間。
機体は1人乗りでパイロットが操縦するが、コンピュータ制御のアシストにより飛行を安定化。一方、バックヤードでは飛行状態をモニタリングし、安全を常時確認したという。
デザインは新ジャンルのトランスポーテーションにふさわしい「プログレッシブ」(先駆性・先進性)がキーワード。メインボティはサイドから見たときに一体感を保ちながらS字に大きく分割することで、絡み合い力を合わせ未来の空へ飛びたつ一対のプロペラのような躍動感を表現した。
ボディ下方に大きく回り込んだ2本の白いフロントランプと1本の赤いテールランプは「空飛ぶクルマ」ならではの特徴で、機体が空に浮かんだ時、非搭乗者からも機体の方向がわかりやすい、優しいデザインとなっている。
近い将来、日常の新たな移動手段として普及するために、コンパクトサイズが有効と考え、一般的な駐車場2台分に収まるように設計。同社の目標は、およそ高さ2m、幅4m、長さ4mの世界最小の空飛ぶクルマモデルの開発だ。