NEWS | サウンド / 展覧会
2020.08.07 15:35
ヤマハは、2020年8月8日(土)から8月30日(日)にかけて東京・お台場にある日本科学未来館で開催される企画イベント「ひらめきの庭」において、グレン・グールドの演奏表現を習得したAIシステムによるピアノ演奏を披露する。
「ひらめきの庭」は、「散歩」をテーマにした空間インスタレーションで、現在の慌ただしい状況を少し忘れて、来場者がゆっくりと未来を思考する空間を演出するもの。
4つのゾーンのうちの1つである「ときめきのピアノ」ゾーンには、同社の自動演奏機能付きピアノ「Disklavier™(ディスクラビア)」が設置され、AIシステムによる演奏が行われる。
このAIシステムは、自動演奏機能付きピアノとグレン・グールドが残した100時間以上に及ぶ音源から学習した人工知能から構成されており、あらゆる楽曲にグールドらしい音楽表現を適用して演奏することができる。
この取り組みは、AIと人間による共創の可能性を追求する同社のプロジェクト「Dear Glenn」の一環。2019年9月にオーストリアで行われたメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」で初披露し、今回のイベントは国内出展第2弾となる。
グールドの代表曲として知られるJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」(BWV 988)の演奏をはじめ、グールド未演奏曲の演奏披露も予定しているそうで、「グールドらしい音楽表現」が楽しめるだろう。
また、「ときめきのピアノ」ゾーンでは、設置されている「Disklavier」を誰でも自由に演奏できる連動企画も予定されている。
空間インスタレーション「ひらめきの庭」
- 会期
- 2020年8月8日(土)~8月30日(日)
※入館には日時指定の事前予約が必要 - 演奏時間
- 10:45/11:45/12:45/15:45
(各回約8分・AIによる自動演奏時間) - 会場
- 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン
- 詳細
- https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202008081475.html