判別性と表示品質の安定性を実現する
交通機関の案内表示などで使用するフォントが登場

タイププロジェクトは、都市フォントプロジェクトのひとつとして、都市空間のデジタルサイネージや交通機関の案内表示などに適したフォントファミリー「東京シティフォント」の発売を開始した。

このフォントファミリーは、現代の情報表示に適した設計をおこない、遠距離からの判別性と表示品質の安定性を実現したものである。

和文部には、視認性の高さを追求した簡潔明瞭なデザインのTPスカイローコントラストを採用。新たに開発した欧文は、和文の基本設計を踏まえながら、内側は直線的、外側は曲線的なスタイルで東京の建築群との相性を考慮したデザインとなっている。

正体・コンデンス・コンプレスの3スタイルがあり、それぞれEL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)ウエイト・全15フォントのファミリー構成を用意した。

また、東京シティフォントの正体とコンデンスのM は、TP国立公園明朝と組み合わせることで、サインシステムの機能的な役割をさらに広げることができるとしている。End