平安時代の貴族が遊ぶ「墨流し」の染色技法を
テキスタイルに再解釈するソックス「OUPS™」

繊維製品製造卸売業の植山テキスタイルは、自社ブランド「OUPS™/ウップス」から、伝統的な染色技法「墨流し」を用いた靴下を2020年6月上旬に販売する。

「墨流し」は、千年前の平安時代に宮廷の貴族たちが楽しんだ遊びが起源だそうで、当時は川の水面に墨を落とし、川の流れによって作り出される模様が変化するのを楽しんだようだ。

この墨流しソックスでも、おなじ模様がひとつとしてできない、偶然を楽しむ、雅な遊びをOUPS™らしい解釈で再現。

使用している素材は、インド北部にある契約農家で栽培されたオーガニックコットン。農薬や化学肥料を使用せず、収穫を手摘みで行うなど、手間ひまをかけた栽培で、柔らかな風合いと高い吸水性を実現している。そのため、墨流しのような染め加工との相性がよく、通常のコットンと比較すると綺麗に染めあがるとしている。

また、墨流しの加工は、長野県の山中で手染め作品を製作しているアーティスト「Solua」によるハンドメイドで、表現する色合いはあたたかみがあり、独特な雰囲気を作り出している。End