TOYOTAは、新型車「ヤリスクロス」を世界初公開した。1999年にデビューしたコンパクトカー「ヤリス」の資質を継承する新たなSUVだ。

以前は「ヴィッツ」として親しまれたヤリスの新モデルは、2020年2月に日本国内で販売を開始。最新のハイブリッドシステムによるクラス世界最高レベルの低燃費と先進の安全・安心技術を備えた、コンパクトカーの域を超える新世代コンパクトカーとして登場した。

これにつづくヤリスクロスは、ヤリスブランドがもつ「走る楽しさへのこだわり」「クラスを超えた質感」を受け継ぎつつ、都市型コンパクトSUVを再定義することを目指すもの。

ヤリスと同じコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム（GA-B）と、一新したハイブリッドシステムを採用するなど、高次元の基本性能と環境性能を実現。また、取り回しの良いボディサイズと、居住性や荷室空間といったSUVらしいユーティリティ性能を両立しているという。

エクステリアデザインは、シンプルながらもSUVならではの「ロバスト」（頑強さ）を表現。インテリアデザインも、ワンクラス上の質感と居心地の良さが感じられる造形とした。

第90回ジュネーブモーターショーにて披露する予定だったが開催中止となり、今回の初公開となった。日本では2020年秋、欧州では2021年半ばの発売を予定している。