NEWS | 建築
2020.02.12 15:37
都市生活者向けのカプセルホテルを展開するナインアワーズは2020年3月2日 (月)、羽田空港と都心を結ぶJR浜松町駅の近くに「ナインアワーズ浜松町」を開業する。
同店は全国で15店舗目、首都圏で9店舗目の出店となるもので、空港や大ターミナル駅など交通の要衝とダイレクトにつながる利便性の高いロケーションに位置している。
建築・設計を手がけるのは、大手町(旧竹橋)、赤坂、浅草、新大阪、水道橋各店も担当した建築家・平田晃久。ナインアワーズが提案する街とダイレクトにつながる新たな滞在スタイルを体現した、それぞれの街と呼応するような佇まいと、景観自体に溶け込むような内部空間が特徴だという。
また、周縁には高層建築、中央部分は中層建築が林立し、建築物によるすり鉢状の地勢を形成している浜松町エリアの真ん中、すり鉢の底に当たる所に位置しており、その中で頭を一つ出すように1階分だけ高く設計して都市全体を見渡せる屋上テラスを設置することで、周辺の高層建築物を望むことができるそうだ。
内部空間は、四角いグリットの組み合わせにより、吹き抜けを連続させながら、上下空間がつながる、大きなリビングルームのような構造。アルミの型押し材や、乗り物に使用される部品を使用したインダストリアルなディテールのインテリアは、空港や大ターミナル駅などを通過してきたばかりの利用者の気分を表すように、ナインアワーズが提案する新たな滞在スタイル「トランジットサービス」をイメージしている。