フランス人アーティストMartin Laforêtが披露した
コンクリートにオーク材やブロンズを組み合わせた家具

ロンドンのCarpenters Workshop Galleryでは、オランダ・エイントホーフェンで活動するフランス人アーティスト Martin Laforêtの個展「Inside Out」が2020年3月27日(金)まで開催中だ。

これまでプレキャストコンクリートにインスパイアされた作品を手がけてきた同氏。今回は、作品の一部に型枠を使い、コンクリートにオーク材やブロンズを初めて組み合わせた限定版となる10作品を展示する。

素材と素材のあいだの関係性を重視するのがラフォーレ作品の特徴で、オーク材とコンクリートを使ったランプとコーヒーテーブルでは、2つの材料が互いに反応することで、ユニークな特徴と色合いが生まれるという。

ブロンズのコレクションには、コンソールテーブルやサイドテーブル、フロアランプやテーブルランプがあり、それぞれロストワックス鋳造と呼ばれる方法で作り上げた。土台部分にはデザインの一部としてコンクリート型枠を組み合わせた。

Laforêtは「私の活動はキャスト(鋳型)とモールド(型枠)のあいだを同時に進んでいくもので、そこから対照的な素材に詩情が生まれ、素材のあいだの親密な関係を守ることができます。みなさんは横溢と空虚、内側と外側、ポジティブとネガティブを目の当たりにするでしょう」とのコメントを寄せている。End

Martin Laforêt個展「Inside Out」

会期
2020年1月30日(木)~3月27日(金)
会場
Carpenters Workshop Gallery
詳細
https://www.carpentersworkshopgallery.com/exhibitions/inside-out/