NEWS | ファッション / 建築
2020.01.07 14:45
婦人服ブランド「GEIJOENG(幾樣)」のコンセプトストアの内装デザインを、中国・深圳に拠点を置くStudio10が手がけた。素材をはじめ、光の透過、屈折、反射、そして生地のあいだにインタラクティブな効果を生み出すことを目指したデザインだ。
店内には反射する素材や半透明・透明の素材を用い、Kvadrat RafSimons(クヴァドラ/ラフ・シモンズ)のグリーンのベロアカーテンと人工照明を組み合わせることで、同ブランドのミニマリズムや陶酔感にあった、豊かな空間構成や夢幻的な空間の広がりができあがった。
その一方で、秋冬コレクションのシルク、ウール、カシミア、ベルベットといった重みのあるテキスタイルの豊かな質感ともコントラストが生まれた。
エントランスやショーウィンドウにはガラスレンガを敷き詰め、その下からは同ブランドを象徴するグレーグリーンがかすかに浮かぶ。
ラックはすべてつや消しのアクリルバーとし、自在に調節や変形ができるシルバーのメタルジョイントでつないでいる。その土台にも使用したグリーンの大理石は、ディスプレイやベンチ、在庫の収納など、用途によってその大きさも変えている。
また、フローリングはダークグリーンのテラゾとし、そこに埋め込まれたグレーグリーンと白の大理石は、素材と職人技を大切にするブランドのコンセプトを体現しているそうだ。