NEWS | インテリア
2019.12.26 13:41
日本国内でもさまざまなデザイナーと設計したショップを展開している、オーストラリアのスキンケアブランド Aesop(イソップ)。
その1987年の創設以来の製品から空間設計までを網羅した、336ページの書籍「Aesop: the book」が、米Rizzoli社から発売されている。
同書では、創業者のDennis Paphitis(デニス・パフィティス)のヘアサロンとメルボルンの第1号店といった揺籃期の思い出のほか、ショップのおもてなしやその綿密な調合など、イソップ独自のアプローチがいつどのようにして確立されたかをたどることができる。
さらに、ブランド立ち上げから初期のパッケージングやロゴ、キャンペーンに至るまで網羅し、世界中の20を超える地域で、すべての店舗を結び付けながら各地域の顧客を引き付けるための、普段はあまり気付かれることのないコードまでも収録。
同書に見いだされるのは、イソップのアイデンティティがその歴史と他に類を見ない特徴が合わさってできたということ。また、文字として表現されたものや、独特の視点を提示してきた建築家、そしてイソップを単なるスキンケアブランド以上の企業へと押し上げたパートナーやコラボレーターからも着想を得た書籍となっている。