ロンドンの歓楽街「ウォーカーズ・コート」再開発計画
SODA Studioによる劇場やナイトクラブが復活

ロンドン・ソーホー地区にある歓楽街「ウォーカーズ・コート(Walker’s Court)」では、同市に拠点を置くSODA Studioによる大規模な再開発計画が進められている。この古びた歩行者専用のエリアは、以前にあったような劇場やナイトクラブを復活させながら保全地区の歴史も表現した、ダイナミックな空間に変わった。

すでに完成した劇場「Boulevard Theatre」やナイトクラブのほか、ブティックやバー、さらには「キング・オブ・ソーホー」の異名をもつPaul Raymondが立ち上げた不動産会社「Soho Estates」のアパートメントやオフィスができるという。

古い区画幅とさまざまな建物の高さが残っていたが、これを戦後に見られた横方向へと広がるような建築に変えた。いくつかの建物は復元するなど、この地区の歴史ある過去を垣間見ることができる、印象的でモダンな美しさが生まれた。

通路の上、建物のあいだには歩道橋が新たに作られたり修復されたりして、ウォーカーズ・コートとソーホーとの接続性が向上。かつてこの地を象徴した劇場「レイモンド・レヴューバー(Raymond Revuebar)」のネオンサインも復活した。End