NEWS | 建築
2019.11.11 16:16
Foster + Partnersが手がけるサウジアラビアの新しい空港「Red Sea Airport」の設計案が公開された。自然の美しさがあふれるエリアにオープンするそうで、2030年までに100万人の利用者を目指している。
ターミナルビルは砂漠や緑のオアシス、海といったさまざまな形状にインスピレーションを受けたもので、到着した瞬間から穏やかで思い出に残る体験を乗客に提供しつつ、旅行の際の煩わしい手間がかからないようにするという。
ターミナルは、ラグジュアリーでパーソナライズされた印象のこぢんまりとして親しみのあるスペースで、だれもがプライベート機のターミナルを味わえる。貝殻のような屋根の形は砂丘をイメージしており、陸と空にかかるカンチレバーとして日陰を提供。在来植物のある緑のオアシスを設けて、ターミナル内にリラックスしたリゾートのような雰囲気を作り出す。
到着した乗客は「Red Sea Resort」のウェルカムセンターに向かい、セキュリティチェックや入国審査をすばやく処理し、手荷物はホテルに直接送ってくれる。
出発の際は到着時よりも時間が長くかかるため、より広くリラックスできるスペースを設置。5つの出発スイートはポッドのように配置されており、車から飛行機に簡単に移動できる。出発ポッドにはスパとレストランがあり、手荷物はホテルで手続きを済ませ、飛行機に直接積み込んでくれるそうだ。