立石従寛らが手がける没入型のアートプロジェクト
「The Drowned World Anchor─ 沈んだ世界のアンカー ─」開催

東京・南青山にあるスパイラルホールでは、2019年10月18日(金)から10月20日(日)まで、没入型のアートプロジェクト「The Drowned World Anchor─ 沈んだ世界のアンカー ─」が開催される。

アーティスト、起業家、人工知能開発者などの顔を持つクリエイター 立石従寛を中心として、新進気鋭のアーティスト/クリエイターが音や映像、写真、詩、氷の溶けたグラス、建築的構造体といったさまざまな要素から立ち上がる空間に、3日間限定で「暮らす」試みだ。

▲立石従寛

展示空間は2つに区切られ、双方に同じ家具を同じ位置に配置。一方をアーティストたちが暮らす「仮想世界」、もう一方を鑑賞者が滞在する「現実世界」と見立てるそうだ。また、AIで大量の画像を重ね、像を浮かび上がらせた立石による「もう一つの海景」の映像作品や平面作品、詩、音などさまざまな要素が立ち現れ、鑑賞者の時間感覚を刺激するという。

仮想現実が身近になり、身体性と時間感覚が乏しくなりつつある現代において、私たちを現実世界につなぎ止めるもの、アンカーとは何かと問うこのプロジェクト。日常/非日常、現実/仮想、身体/非身体のあわいに生きる私たちの感覚を揺さぶる空間が感じられることだろう。End

The Drowned World Anchor─ 沈んだ世界のアンカー ─

会期
2019年10月18日(金)~10月20日(日) 入場無料
10月18日 17:30~22:30
10月19日 12:00~22:30
10月20日 12:00~22:30
会場
スパイラルホール
詳細
https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-hall/drowned-world-anchor