NEWS | プロダクト
2019.09.09 16:41
イタリアのデザインスタジオ ピニンファリーナ(Pininfarina)は、スイス西部を走るモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(Montreux–Oberland Bernois railway)の新しい列車のリデザインを手がけた。
同鉄道は「ゴールデンパス・ライン(GoldenPass line)」と呼ばれるスイスの絶景ルートを通っており、新車両「Goldenpass Express」は2020年12月13日(日)に運行開始予定。モントルー、グシュタード、インターラーケンの3つの主要観光地を結んでいる。
このルートで課題となるのは、モントルー・ツヴァイジンメン間で狭い軌間の1mを採用し、ツヴァイジンメン・インターラーケンが標準軌の1.43mを採用していること。同車両はわずか数秒で切り替えが可能な画期的な台車を搭載しているので、乗客はわざわざ乗り換える必要がないのだ。
また、リデザインするにあたり、乗客が喜ぶ要素も追加。可動機構の位置を変えつつ新しい安全基準をクリアした先頭車両には、正面の眺めが楽しめる大きな窓を設置。反射した像や光を気にすることなく、写真撮影ができるそうだ。